J専 幼児科での条件を考えてみる-ママはピアノが弾けないよ-

ーうちの子って、J専向きなのかなあ?ー

J専を知る、幼児科のお子さんを持つ親御さんなら、チラッと思うに違いない。

娘①場合、ママはピアノが弾けないどころか、彼女も私もJ専を知らなかった。2歳のリトミックから在籍しているが、レッスンに不満を持ったこともないし、当人が好きだったので、そのまま自然に進級していくことに、何の疑問も持たなかったからである。それまで何人かの先生に教わってきたが、どの先生もありがたいな~としか覚えていない。①は、ちょっとでも間があれば、すぐクラスメートとふざけ始める。先生はいつもたしめることはあっても、人として「ひどい」叱り方をするような方はおられなかった。ある意味「ちゃんと教育メソッドがあるんだなあ」と感心していた。習い事としては「本人が好き&友人ができて&先生も申し分ない」というのは最高だろう。

ま、さておき。そんな親子で、且つ、J専の説明会もいかなかったけど、なぜか①はJ専でもう2年目だ。そして、知らないことづくしでも2年目がすぎて分かったことがある。

それは。「幼児科時代に全調の移調ができるとかそういうのが条件」とかあんまり関係がないな、って思う。

というか5歳くらいで全調がわかるってすごいなー・・・いや、ないこともないけど、うちはどうだったか分からない。「全調わかる?」とも聞いたことがない。「調性」ということば自体、私はJ専ではじめて知った。思うに、ピアノ教育において、家族の誰かしらがピアノと近いというのが紛れもない素晴らしくよいアドバンテージであることは事実だけど、すべてじゃないと思う。ただ、それを補う何かが必要ということだ。

じぶんの子どもがそれを「すき」かどうか、見極めること。幼児科の2年間、ふだんのそぶり、彼らが何に「すき」を持っているか。そして、どれだけサポートしてあげられるかだ。じぶんが分からない分野なりに、工夫をこらす。わからなくても練習にはつきそう。退屈な基礎のときほど、私は隣で「私に分かるように聴かせて」と①に頼む。そんな曲を、と、いつも①にはいう。練習が思うように行かないと①は「どうせ弾けないくせに!じぶんで弾いてみればいいじゃん!」と私によく叫ぶ。私は「弾けないのは罪じゃないし、弾けなくてもいい。でも音楽を楽しむのは全員できる。そんな人にも聴かせると思って弾け」と声を荒げて言う(笑)正直、腹が立つ。

どんなに大変でも①は決して「やめたい」といわない。大変というのは、ひとりで楽譜と格闘することになるからだ。簡単な音符ならともかく、ちょっとした間違いをも私は指摘できない。だから①はよくそのまま練習し続けて担当講師から「違っている」と言われて「がーん」な時も多い。この1週間の練習が間違ってた、ということもちょくちょくある。でも本人は淡々と修正して練習する。

①は「音楽が好きなんじゃなくて、ピアノを弾くのが好きなんだよ」という。なんのこっちゃ。分からないけど、そこに「すき」があるのは確かだ。

ママが弾けない、そして子ども本人も乗り気じゃないで、むりやりJ専に入れると後々、ツライ。子ども本人が。見ていて、悲しい。

逆をかえせば、ママが弾ける、もしくはママが弾けなくても本人の「すき」があれば大丈夫ということだ。それが2年目、よーーーく分かったことである。

 最後に。やっぱり、J専に行くと断然違う。ものすごく、のびる。行かせてよかったと思う。

 

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