これって私だけ?<ニガテな人>
いつだったか「ピカソの周囲には死が多い」と聞いたことがある。その時、すぐに浮かんだのは、母のことだ。親、姉妹、親友たち、仕事、子どもと、幼くして親姉妹と死に別れに始まって、彼女の人生には満遍なく死がつきまとっている。もし私だったら、正直おかしくなりそうだし、暗くもなりそうだと思うのだが、まったく違うのだ。ピカソも陽気なおっさんだったというが、母も果てしなく陽気なおばさんなのである。暗さはみじんも、ない。
そのもの本体は、そのものを意識できないように、じぶんのことは第3者の視点でみることができない。死に神は、死そのものだとしたら、「死」自体を意識できない。死が恐れや悲しみだと思うのは、私が死に神ではないからかな。死は、考えるものの真反対の姿なのかも。だとしたら。・・・うん、めちゃくちゃ陽気なオトナには気をつけよう。
・・・と、子どものとき思ってた(母は対象外)。だから親の友人でピカピカした陽気な人はちょっと怖かった。陽気な人がニガテっていう人、結構いると思う。
陽気な人には死がにおう、って思うの私だけ?
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