娘①がバレエを習うきっかけ-私の癖-

私の悪いクセは、隣り合った知らない人に話かけることだ。隣り合わなくても、レジの人の名前が変わっていたり、レジの会計がゾロ目だったり、かかってきたセールスの話に疑問が浮かんだり・・・とにかく、「あれ?」とか「おお!」と思うと話しかけてしまうクセがある。母も同じなので、もう家系の病だ。

さて。娘①は市のスポーツセンターでバレエを習っている。もう4年くらいになる。トウシューズも履かないし、本人は好きでもないが、柔軟体操として続けている。今後、やりたいスポーツや部活(?)に進んでも身体が柔らかいことは宝だからだ。老化とは柔軟性を失うことなので、ほっておくと若くても硬くなっていく。しかも市主催なので、ふつうにバレエに通う半分くらいの月謝で済む。しかし、はじめたきっかけは違う。お試しで市主催のバレエに入らせたが、本人が気に入れば本格的にさせるつもりでいた。習わせるきっかけは、私の悪いクセから始まった。

娘①が乳児のころである。わたしは実家に娘①を預けて、近くにある洋服店にいた。洋服店といっても個人の家で、海外から買い付けてきた小物やアクセサリー、洋服などを扱っている。真ん中には大きな円形のテーブルがあり、買い物しながら客はお茶を飲むのだ。隣り合ったのは見知らぬ年上の女性で、私はいつものように話しかけていた。すると、彼女の子どもと私の娘①は同じ名前だということが分かった。名前の最後の漢字がお互い違っていた。しかも、その娘さん最後の漢字は、かなり変わっている。聞けば「画数でこうなったの」と仰った。そして、

「・・・もう、とにかくバレエばっかりに夢中で。中学2年生だし勉強が心配なの。」

とその女性は言って笑った。

それから数年後。春が近い寒い朝、いつものようにテレビでニュースをやっていた。娘①の幼稚園の準備や彼(夫)、家事で朝は忙しいので、ラジオのように聞き流す。世界的に有名なバレエコンクールで最優秀を日本人がとったというニュースがやっていた。まだ高校生の女の子だという、その彼女の名前も伝えていた。「あ!娘①と同じ名前じだね~」と私はなんとなくテレビの前にたった。テレビではテロップで名前が出ていた。その子は、娘①と同じ名前で、珍しい最後の漢字を持つ、「あの」女性のお嬢さんだった。

最後に。そんなこんなで「よっしゃ、なんかの縁だ!やらせよう!」と習わせたが、本人は好きじゃないらしい。レッスンでも友だちと追いかけごっこばかりしてる。ま、そんなもんだよね。

 

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