打てば響くような女がいいけど、響きすぎるのもどうかと思う

三年前、同じ方からよく間違い電話を受けた。その方は、年配と思われる女性だ。何度目かの間違いの時、彼女に事情を聞いてみた。かけたい相手は彼女の娘さんで、ウチの、この電話番号だという。彼女はどうしていいか分からないから、何度もかけ続けているのだ。私は調べてみることを約束して、相手の住所とお名前を聞いて電話を置いた。

調べたところ原因が分かったので、その間違い電話の女性に電話をした。すると、ご主人がでた。たぶん、新手のオレオレだと思われたのだろう。向こうからかけてきて始まったのだが。ま、それはおいといて、私は調べた内容を伝えて電話を切った。後日、解決したとの連絡をご主人から受けた。娘さんと無事に連絡がとれたそうだ。ご主人は「このご時世にこんな出会いがあるとは」と言って、ぜひお礼をしたいので、住所を教えて欲しいと仰った。わたしは丁重にご遠慮したが、こんな縁は中々ないと仰る。そうですね、と私。「では、かわりにハガキを送ってください。」と私は言った。

それから、三年。その間違い電話のご夫妻と時折ハガキでのやりとりがある。今年の年賀状でもお互いの近況を伝えあった。

そして、今朝。新聞をみていたら、ある文学賞の受賞結果がでていた。かの、ご主人のお名前だ。本人かな、同姓同名かな?一人でモンモンとして、結局、早朝から失礼にも電話した。もちろん、おめでとうございます!コールになった。今回の電話は「間違い」じゃなかったよ。

ーで、終わりではなく・・・ー

「まず、間違い電話は切る。相手の住所をむやみに聞かない、自分の住所も教えない。勝手に問題解決を安請け合いしない。早朝に相手をかえりみず、電話をかけない。」

以上、この話を彼(夫)にしたら、「意味がわからない」とあきれ果てて、こう言われた。うん、まあ、たしかにそうかも。最後に、タイトルも私についての彼のひと言だ。

 

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