彼がいなくなったら。まず・・・

「いつか彼が死んだら、お葬式に来てもらえないかと思っている。そして、できれば話をしてみたい」

彼(夫)が死んだら、の話である。前の記事でも2~3書いたが、私は前の女性と一度も面識がない。顔も性格も経歴も何も知らない。離婚の原因も知らない。それによっておそらく彼のご両親には長らく誤解されていただろうけど、まあ、だいじょうぶ。知りたいこともないのだが、なぜか、彼が死ぬだろう数十年後(希望的観測)、前妻に会ってみたいと思っている。彼がいない世界で。できれば世間話でいいから、話をしてみたい。友だちになりたいわけでもない。1回だけでいいんだけど、さ。

不思議なことに、この話は既婚女子たちから大不評だ。「ひとの気持ちがわからないのね!」と怒られたこともある。なぜかと聞いたら「(むこうは)会いたいわけないじゃない」と言われた。

私のなかで、彼(夫)は十数年前からの人間だ。それ以前の彼を写真で見ようが、誰かから彼の昔話を聞こうが、いまいちぴんとこない。でも、なんとなく彼女に会うだけで、彼の昔をきっと統合できるかもしれない・・・とか言って。 

「私の男じゃなくなっても、彼のぜんぶは、あげない」

不評を買うたび、幻の女子に言われてる気がする。

 

tommynakamura.hatenablog.com

 

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