パンプスと娘①-小さな女子でもヒール好き-
靴屋(アシックスさん)にての1コマ。私がフォーマルパンプスを5足くらい試し履きして鏡に向かって歩いたりしていると、後ろで娘①(7歳)が「いいなーいいなー私もほしい」といって羨ましげに見ていた。
たまたま店内で知り合った、70歳は過ぎているであろうと思われる品のいいご夫妻がいた。その男性のほうが、①の言葉を聞いて、ニコニコしながら「お嬢ちゃん、大きくなったらたくさん買えるよ」と仰った。すると①は「えー。だって、相手のボーナスが少なかったら、だめでしょう?たくさんもらわないと」と言った。
端から「働いてじぶんで買う」という概念がまったくない、娘①である。
私がため息とともにそう呟くと、その男性は大笑いしたが、ふと「いや、お嬢ちゃんなら案外お金持ちと結婚するかもしれないよ」と仰った。
最後に。その男性は、勝手になつく娘たちの「えー。おじいちゃん(失礼)なのに、仕事の靴買うの?」という質問に「そうなんだ。ぼくはね、お客様のお仕事してるんだよ」と仰っていた。「ふーん」と理解できない①②。彼らにとって「ジィジは家にいるもんだ」だからである。その人は、おそらくお客様商売関係のお偉いさんなのかもしれない。それなら、やはり人を見る眼はあるのだろうか。「かもしれないよ」は、どの「眼」だったのかな。
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