娘①の骨折-クラスにとけこむ彼女-

娘①が、学校で利き手を骨折した。聞けば、痛めたのは2校時前の休み時間で、普通に5校時まで過ごし「うんていは4ほんでやった」と、体育までやったという。痛めたとき、先生に言おうとしたが「みんなが先生のところにワーッと集まってきたから、やめた。指を嘗めてた。」というのだ。もちろん治るわけない。帰宅したときには、指は倍以上に腫れ上がり、どす黒く紫色になっていた。こうなっていても、先生に気づいてもらえない。それが娘①である。

そして先日、授業参観があったのだが、そこで私は深く確信した。

ーーー娘①は先生に好かれるタイプではないーーー

と。つまり、学校で能力を引き出してもらえるようなことはない(現、担任の話だが)ということだ。娘①は活発に友だちと遊ぶ、おしゃべり娘だが、「クラス」「学校」となると、まさしく「気配を消す」ようなかんじになるのだ。まず、「先生の覚えめでたいような」すてきなことは一切しない。ベクトル違いの覚えめでたい「悪さ」もない。とにかく、クラスに文字通り「とけこむ」のである。先生も30人近くを見ているのだから、「溶け込んだ子」の指なんて見逃して当然だろう。

家での娘①というと、難解なパズルを毎朝解くのが日課だし、ピアノも音楽も好きだ。ゲームが1番大好きでいつかゲーム会社を作りたいらしく、ラズパイもやる。学校の理科室の前においてある実験見本が好きで毎日眺めているらしい。「やってみたいんだ~」と憧れている。彼女は、けっして特徴がない、カレーに溶け込んだタマネギではないと私は思う。

だけど。彼女は「先生に目にかけてもらえるようなタイプ」ではないのだ。こういった彼女の興味に気づき、広げていくのも、今後も私と彼(夫)の仕事なんだなあ・・・と授業参観であらためて思ったのである。

最後に。このまえ78歳になった、娘①のジィジが「娘①の花嫁さん姿が見たい」といった。女子力の教育のほうを優先すべきか、な。

 

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