本のはなし

忘れられない本がいくつかある。その中で、最初の方から二番目にあたるのが「少女コゼット」だ。小学校6年生の時、学校の図書室でたまたま手にした本だ。レ・ミゼラブルと違い、その登場人物である少女コゼットからの視点で話は進んでいく。
コゼットが経験する苛酷な生活とその成長談なのだが、読み始めたら止まらなくなった。母の「夕飯よ」という声も無視した。怒られて、席についても、気になって気になって仕方なかった。じぶんの空腹がわずらわしく思えた、はじめての本だ。

しかし、少女コゼットは「忘れられない本」の二番目である。忘れられないの最初の本が、小学校3年の時に読んだ「むらさき色のピカ」だ。図書の時間に手にして、その後何度となく読んだ。被爆者である女性教員が生徒に紫色使うことを禁じる話だ。紫色だけ使わない絵が並ぶ教室、反発して紫色だけ使った絵ーーー想像して不条理な世界にドキドキした。

どちらも入手は難しいが、どこかで出会ったら手にしてみてね。

 

   

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